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【ジョブ理論 事例】既存事業資産を活かす新規事業|ジョブ理論ベース Amazonダッシュボタン事例

Amazonダッシュボタンを、ジョブ理論ベースに説明します。

ジョブ理論 事例 アマゾンダッシュ

■顧客の状況・悩み・ジョブ
・歯磨き粉、ティッシュ、洗剤、洗顔料などの日用品は、使用中に残量が減っていると気づくと「そろそろ買わなきゃ」と思う。
・しかし、その後忘れる。
・ある日、使おうと思ったら、ついに残量・在庫がゼロになっている現実に直面する。(鼻をかめない、顔を洗えない)
・ジョブ理論的には、このような状態に至ることは避けたい、気づいた瞬間に買えればいいけど買う手段がない(無消費)。

■悩みに対する答え(正論)
・気づいたら、すぐスマホ開いて買えばいいのでは。

■しかし、なぜそれが実現されないのか
・気づいたら、すぐスマホ開いて買えばいいとは思うが、、、かなり面倒くさい
・それができるのだったら、苦労はしていない。

■顧客のジョブを解消する 新規事業Amazonダッシュボタン

ジョブ理論 事例 アマゾンダッシュ

・洗面台の横に「アタック」や「ツバキ」のAmazonダッシュボタン。台所に「キュキュット」のAmazonダッシュボタン。
・洗剤の残量が減ってきたと気づいたら、そこにある「アタック」Amazonダッシュボタン押すだけ。

・今までAmazonで注文しようとすると、PCやスマホ・アプリなどがある場所で、PCやスマホの「ブラウザ」を開き、ブラウザ経由でしか注文できなかった。
Amazonダッシュボタンにより、需要が発生した瞬間(例:洗剤の残量が減っていると気づく)に、その瞬間に手間なく注文できるようにした。(ユーザーに、PCやスマホの前に移動させる手間・購入を覚えておかなければいけない手間 を省いた)

・ユーザーのジョブ解消に加え、ユーザーに圧倒的な利便性提供により、他の選択肢(小売店で買う)を解雇させ、リピート購入を習慣づけた。

■新規事業Amazonダッシュボタン のその後
Amazonダッシュボタンの使命は成功し、より利便性の高い手段を新たに開発・提供したため、物理的なAmazonダッシュボタンの販売は終了へ。
・取材記事:アマゾンが「Dashボタン」を終了させる理由 ── 実はDashビジネスは好調だった | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

■ジョブ理論|ゼロから立上げる新規事業開発事例
【事例】ゼロから立ち上げる新規事業|マイシェフクイック事例

ジョブ理論ベースの新規事業創出。無消費&問題発見から需要と顧客の創造|新事業企画,立上げ支援コンサル

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■書籍「ジョブ理論」の要約まとめ・目的別の掲載事例
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【書籍内容】目的別の事例 新規事業開発・既存事業や商品の刷新・キャンペーンプランの刷新